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help リーダーに追加 RSS ◆デブったゲイが腎臓の石を溶かしたがる話

<<   作成日時 : 2008/12/31 16:11   >>

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 正月を前に、僕の体重が勢力を盛り返している。由々しき事態である。

 とにかく、酒を呷ると覿面だ。傍目には面白いほど、確実に僕は太る。実に、太りやすい体質に生まれ付いたものだ。生まれてこのかた、太っていなかった時期は、たった一度しかなかった。

 ネパールのカトマンズで暮らしていたときが、そうだった。あのとき、僕の体重は45sまで減少した。若かったことも手伝い、鏡に映った自分の姿が、まるで15〜16歳の少年のように見えていたのを思い出す。さすがに、自分の姿に「萌える」ことなど断じてなかったが。

 ナルシストの方たちは、例えば、ご自身が理想の体型/体格である(……になる)ことを以て、自らに恋を為さるのだろうか。逆に僕は、生まれながらの自分の体型/体格が嫌いで、この身体から逃げ出したい気持ちの発露として、おのれの姿とは全く異なるオトコに、恋慕の情を寄せるようになったのだと思う。

 痩せれば自惚れするかと言うと、もとより僕の骨格が醜悪なので、決してそのようなことにはならない。だいいち、顔が好みではない。

 カトマンズから東京へ戻り、日本の食生活に浸かるようになって、僕の体重は、数年を掛け、88sまで上昇した。最軽量時代の約2倍の重さとなった。その全てが脂肪の増加によるとは考えていないが、筋肉より脂肪のほうが容易く増えるのだから、揺るぎなきメタボリック人間と化していることは明らかである。

 やがて、高尿酸血症(=痛風)を患ったのが切っ掛けで、僕は酒量を減らした。毎日呑むのをやめ、週1回とした。その週1回が、ニチョウメ通いであった。

 ニチョウメ通いをしなくなってから、僕は滅多に酒を呑まなくなった。ところが、それだけで体重が減ることはなく、85〜87sで、ずっと推移してきた。

 会社員をやめ、物書き風来坊になってから、自宅に籠もって、ジッと書き物ばかりをするようになった。勤めていたとき、職場では、なんやかやと身体を動かすことが多かったので、中性脂肪値は正常範囲内に留まっていた。だのに、自宅に籠もる生活に変わった途端 、数値がポ〜ンと跳ね上がった。

 医者は、『言うまでもありませんが、あなたは肥満体です。メタボリック症候群ですな。とにかく運動しなさい。体重を80s以下に落としなさい。そうすれば、薬を処方しなくても良くなるかも知れない』と、毎回毎回おなじことを言うだけなのだ。

 そこで、07年から食物制限を敢行し、炭水化物を控えることで、約10sほど、体重を減らすことに成功。どうにか、そのまま維持してきた。つまり、75〜77sで推移したきたのだが、ここへ来て、何と80の大台を窺うようになっている。こいつは、いけない。

 母親の話と、僕が生まれるに際して発行された母子手帳に挟まっている「はがき」によれば、僕は生後6ヶ月ばかりのとき健康優良児に選ばれ、表彰を受けたようだ。後にも先にも、僕が表彰されたのは、そのときぐらいなものなのだが。

 健康優良なる赤ん坊とは、要するにデブ乳児ということだ。僕は、生まれたときからデブなのである。母親の愛情からだろうが、僕は栄養を与えられ過ぎたに違いない。脂肪細胞が、猛然と増えてしまったのは、この時期だと思われる。

 一旦、増えてしまった脂肪細胞は減らないのだそうだ。太りやすい身体に初期設定されてしまっている状態なので、運動しても、なかなか痩せてくれない。

 子どものころ〜若いころは太っていなかったのに、成人し、加齢とともに太る「チュウネン太り」の場合は、脂肪細胞の数が増えたのではなく、脂肪細胞が肥大化している状態だと言われる。だから、チュウネン太りは痩せやすい。運動をするなどして、肥大化した脂肪細胞を小さくしてやれば済むからだ。

 ところで、僕の脂肪細胞の数は、いくらぐらいなのだろう。標準は、250億〜300億個ほどだそうだ。肥満体では400億〜600億個ほどあるらしい。1000億個が、マキシマムだと言われるから、お相撲さんたちの中には、そのぐらいの人もおられるのだろうか。

 僕の身体は、仮に減量しても、そもそも脂肪細胞が多いので、チャンスさえあれば太ろう太ろうとする。だから、ちょっと調子に乗って酒を呷ると、覿面に太り出す。僕の場合、酒はダイエットの大敵である。

 せっかくの正月なのだが、やはり酒はやめておこう。残念至極だ。


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 実を申さば、僕の腎臓には結石がある。腎臓内の尿細管で、シュウ酸カルシウムなどが固まって生成されている。高尿酸血症(=痛風)を患うということは、腎機能が低下していることの証し。結石が生成されやすくなるのだ。

 結石は、ときに腎臓からノソノソ出てくる。尿管を下りているあいだは尿管結石、膀胱へ落ちると膀胱結石と呼ばれる。やがては、尿と一緒に排出される運びとなるはずだが、結石の大きさや形によっては、尿管の途中で引っ掛かり、これを塞いでしまう。

 すると、腎臓から膀胱に至る尿の流れが止まり、腎臓に尿が充満する羽目になる。「水腎症」を起こし、猛烈な苦痛が襲ってくる。僕にも、二度の七転八倒経験がある。いつ何どき、斯様な事態になるか分からないので、どこへ出掛けるにも、ブスコパン(=痛み止め)を持ち歩いている始末だ。

 大晦日の朝刊を読んでいたら、これまで溶かすことができず、超音波で破砕するしかなかった腎臓結石を、溶かしてしまうメカニズムが発見されたとの記事に出会った。いずれ、腎臓結石の特効薬が開発されることだろう。

 僕は、両方の腎臓に、大小合わせて10個ちかい結石が溜まっているらしいから、ゆくゆく、これらがキレイサッパリ消えてくれるのだとしたら、まさに無上の朗報なのだが……。



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