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help RSS ◆セクシュアル・マイノリティーの「枠」を超えて考える

<<   作成日時 : 2008/10/25 19:09   >>

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 市民民主主義社会に生まれ育って、また生活し続けていることは、素晴らしいことだなあ―――と思います。僕らには、思想信条の自由もあれば、言論の自由もあります。

 言論の自由を勘違いする人は、何を言っても書いても良いのだろうぐらいのことを考えているのかも知れませんが、それは誤りです。嘘を言って(書いて)誰かを貶めたり、嘘ではないにせよ間違ったことを言って(書いて)、「彼奴はダメだ」の莫迦だの阿呆だのと扱き下ろしてはいけません。扱き下ろされたほうが、我慢して黙っている分にはまだしも(……と、扱き下ろす側が調子に乗る可能性がありますが)、いざとなれば訴訟を起こされることだって有り得ます。

 僕は、麻生さんが総理大臣になられてから、新聞の「首相の一日」的な(番記者が書く)小記事を時折チェックしていました。麻生さんは、毎日、とにかく帰宅するのが23時過ぎと遅いし、また朝はとても早起きで、たいてい自宅近くを「ウォーキング」されているようなので、とても元気のある方なのだなあと感心をしておりました。

 最近になって、麻生総理の帰宅が深夜になる理由は、「ホテルのバーで、夜な夜な」呑んでおられるからだと、やけに騒がれています。

 一国の首相たるもの、”ホテルのバーみたいに高級な”ところで毎夜のごとく酒を呷るとはけしからんだとか、いや、ホテルのバーなど、銀座辺りの高級バー/キャバレー、あるいは赤坂や神楽坂界隈の高級料亭などと比べたら、まるで安いのだぞとか、庶民感覚が解っていないとか、いや、庶民だってホテルのバーぐらい利用するだろうとか、公人だからいけないとか、公人でも、ちょっと一杯ひっかけてストレス解消程度は必要だろうとか。

 要するに、資産家(の後継者)である麻生太郎氏を「セレブ」だと記号化することによって、イメージダウンを意図する節のある「ホテル・バー通い批判」なのだと感じます。本当に、左様な意図があるのかどうかまで断言などできませんし、するつもりもないのですが。

 麻生さんが、ホテルのバーで何をしているのかは存じません。僕の印象としては、もしも連日、浴びるように酒を呑んでいるのなら、「それは、よしたほうがいいんじゃないの?」といったところかと。つまり、身体に良くありませんから。アルコール依存症も恐いですし、一国の首相が”それ”では、市民として、かなり心配ですから。依存症にならないとしても、呑み過ぎは禁物ですもの。臓器や脳がやられる危険性があります。二日酔いで公務―――も、如何なものかと思います。

 麻生さんは、総理大臣に就任する以前から、ご自身のライフスタイルとして、夜のホテル・バー通いを続けてこられたのだそうです。「首相になったのだから、ちょっと控えては?」といった忠告のような言葉が、ご家族や近しい方々から寄せられたかも知れません。全くなかったかも知れません。いずれにせよ、麻生さんご自身がホテル・バー通いを続けたいと仰るのなら、誰もそれを妨害したり、「行くな」と命令することはできません。

 麻生さんが、総理大臣の職を、どう認識しておられるかは判りません。一つ言えるのは、このホテル・バーの一件についてだけを捉えるのであれば、麻生総理は、何も不正をしていないと思われることです。ご自身のライフスタイルを貫かれるのでしたら、それはそれ、お続けになれば宜しいでしょう。立派に、総理大臣の職を全うされているのなら。

 このように、表舞台に立つ人間というものは、あれやこれやと、言われなくても良いことまで、襤褸糞に言われなくてはならないのですね。おそらく、それも覚悟の上なのでしょうけれど。

 大切なことは、本当に不正をしていないのであれば、泰然自若としておれば良いと、その一言に尽きるのだろうと思います。

 誰が、どのような経緯で事を為しても、必ずそれを悪く言う人たちがあるものです。万人が万人、それを挙って好意的に評価し、褒め称えるなどということは、全体主義体制下でもない限り、滅多にありません。どれだけ「良かれ」と試みたことであろうと、また、その結果が良かろうと悪かろうと(尤も、結果が悪ければ尚更でしょうが)、たいてい悪意に解釈をして、悪く言う人間は居るのです。

 市民民主主義社会に生まれ育って、また生活し続けていることは、素晴らしいことだなあ―――と思います。僕らには、思想信条の自由もあれば、言論の自由もあります。

 ただし、然したる根拠もなしに、裏で誰かを貶めるがごとき発言をするのは、実に浅ましいことです。何か、言いたいことがあるのなら、面と向かって堂々と言って寄越せば良い話なのですが、度胸のない人間には、なかなかできない相談なのでしょう。

 陰口は無責任ですし、叩く当人には、気持ちが良い行為なのだろうと想います。憂さを晴らすには、”持って来い”なのかと。


画像
関西レインボーパレード 2008のひとこま
↑ぺぺさん撮影↑


 ところで、「2ちゃんねる」管理人・西村博之さんは、かつて、次のような発言をしたと伝えられています。

〔引用開始〕

「編集する場合、どれを載せてどれを載せないか個々の判断が必要になる。例えば、『○○は良くない会社』と書いた人がいる場合、真実の検証には調査が必要。記事1本1本について1時間調査していたら1日何時間あっても足りない」

「すると見切り発車になり、『この人は信頼できるから載せよう』『この人は信頼できないから載せない』と、記事の信ぴょう性ではなく、いわば“肩書き”で判断することになる。ぼくはそういうのが好きじゃないから、編集しなければいいのかなと」

「編集をしないことによってクオリティの低いものや、真偽不明の情報はもちろん出てくるが、見た人が判断したらいい。それが分からなければ、使わなければいい。インターネットなくても日常生活に差し障りはないので」

「企業の内部告発など、匿名でないと書けないこともある。名誉き損の書き込みは、削除依頼を出してもらうか、東京地裁に行くか警察庁に行ってもらえばいい」

〔引用終わり〕
〔引用元〕 
ひろゆき氏「市民メディアはマスコミに勝てない」 (2/2) 〔2006年3月13日〕

 僕は、「2ちゃんねる」を自発的に読むことは全く無いのですが、読む人のお話を伺ったのを機に、確認のためチェックする程度ならあります。従って、概ね、どのような場所であるかは知っています。

 中には、いろいろな意味で、憂さを晴らしたい人たちが集うスポットも、きっとあるのでしょう。それもまた、必要なのだろうな。必要悪とまでは申しませんが。

 ときとして、問題になっているとも聞いていましたから、管理人さんはどのような意想の持ち主なのかと考えることもあったのですが、上述の引用部分を読む限り、一理ある部分も見受けられます。

 はっきり確認できるのは、「2ちゃんねる」がクオリティーの低い書き込みや、真偽不明の情報を意図的に容認していることです。短絡的に、けしからんと怒り出す前に、西村さんの合理的な意想を理解するところから始めたほうが賢明だと思います。

 名誉毀損に当たる書き込みは、管理サイドへ削除依頼を出すか、あるいは裁判所へ訴え出て欲しいと、西村さんは、はっきり仰っておられるのですね。ある意味、妙に頼もしい話です。


画像
関西レインボーパレード 2008のひとこま
↑エディさん撮影↑

 何をしようにも、息苦しいのが日本の社会だ―――と気づいてから、すでに40年近くが過ぎている。いい歳になってきたから、いまさら何を言われても構わないのだが、反面、表立って、なかなか意想を発しようとしない傾向が強い日本のLGBT(レズビアン・ゲイ・バイセクシュアル・トランスジェンダー)について考えるとき、どうして、こうも上手く纏まらないのだろうと不思議に感じる。

 NHKのディレクターさんにお話を伺ったとき、番組でゲイ・レズビアンを取り上げるとの企画が、制作局の上役ではなく、むしろ同性愛者の知人から「そんなことして、大丈夫?」と心配をされたという話に、僕は苦笑しつつも「なるほど、それか」と思った。

 僕の経験からしても、案外ヘテロセクシュアル(ノンケさん)たちのほうが、割り切れる人はスカッと割り切って下さるようで、ゲイだ同性愛だと言っても、文字通り「どこ吹く風」だったりするのである。

 オタオタしているのは同性愛者などLGBTのほうだ。僕らセクシュアル・マイノリティーは、無闇なる疑心暗鬼に過ぎて、ただただ故なく、引っ込み思案に陥っているだけなのかも知れないと、つくづく感じることがある。

 日本のLGBTムーヴメントは、LGBTの内側を束ねて打って出るのではなく、ひょっこりと外へ出た当事者が、むしろヘテロさんたちと意気投合することで、世の中の意想を(ちょっとずつでも)変化させて行くよう繋いでみる―――といった方法が良いのではないかと、図らずも整理できてきたような気がする。レインボープライド愛媛のエディさんと、さっきケータイで話しているときにsuggestしていただいた話の受け売りで恐縮だが。

 まさに、LGBTパレードは、ヘテロさんへの顕著で直接的な「投げ掛け」の舞台になり得る。

 また諸々、思索を続けてみよう。


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コメント(7件)

内 容 ニックネーム/日時
個人的に麻生さんも自民党も支持しておりませんが、あの報道には実に心根の貧しさが感じられて、今回は総理もお気の毒だったな、と思いました。
酒が飲めないからバーは利用しませんけど、こんな貧乏な僕でさえ、待ち合わせで時々ホテルのティールームやラウンジを使いますよ。そもそも混雑した都心で、空席を探してドトールみたいな店を何軒もウロウロするよりは、その方がはるかに時間の節約にもなりますし。それにホテルのカフェというのは、やたらウェイターが「お下げしてよろしいですか?」とか「追加はございませんか?」なんていう、感じの悪い物言いをしないのがいい。長居するなら多少背伸びしてでも、気持ちのよいプロのサービスにはきちんと支払うべきですよ。
スコッチ片手にホテルのバーで葉巻を一服・・・・いいじゃないですか。むしろ僕としては、その佇まいが一国の首相として、せめて風格のあるものであってほしい、と願いますね。先日ご本人を至近距離で見たのですが、その点がどうも・・・・・
darimana
2008/10/28 04:22
darimanaさんへえ! 「ご本人を至近距離で見」ることができたのですね。それって、例のホテルのバーで? 警備のことなど、真っ先に気になります。麻生さんって、やはり「スコッチ片手にホテルのバーで葉巻を一服」派なのでしょうね。お祖父さんは、駐英大使も務められたのですものね。戦後日本の礎石を置いた彼が、葉巻を嗜好しておられたのは、古い写真などから判ります。やっぱ、そういうことって、伝承するのですね。
円山てのる
2008/10/28 08:29
>それって、例のホテルのバーで?
いえいえ、たぶんこの報道の当日あたりなのですが、東京国際映画祭というのが開催されまして、初日には招待者が「レッド・カーペット」ならぬ「グリーン・カーペット」を歩くわけですね。
たまたまバリの友人が招待作品に主演していて、彼女もカーペットを歩くことになったから、プレス・パスをもらってビデオ係をやったんです。そしたら目の前に金城武とかトニー・レオンと一緒に麻生さんが歩いてきました。正直、一緒に歩くジョン・ウー監督の貫禄にははるかに及ばず、なんだか案内しているホテルの支配人、といった印象で、最初本人だとは気がつきませんでした。意外だったのは、テレビで観るような悪役顔な印象が微塵も感じられなかったこと。きっと育ちが良い人なんでしょうね、良くも悪くも。
この点では小泉さんとは正反対の印象です。彼も一度実物見ましたけど、テレビでのソフトなイメージとはうらはらに、すごく「悪」な感じがしたのが印象的でした。あくまで主観ですが。
darimana
2008/10/28 14:58
あ、そういえばお誕生日おめでとうございます。今日から御同輩ですね。どうかお身体に気をつけて、無理せずご活躍のほどを。円山さんの誕生日は、うちの妹と同じだからおぼえやすいです。
darimana
2008/10/28 15:28
darimanaさんどうも、ありがとうございます。ああ、また誕生日が来ちゃった。1年って、ほんとに速く過ぎ去りますね。きっと、去年も同じことを言い、来年も言うのでしょうけれど。年齢を重ねることについて、いろいろ思う一日でした。その辺り、日記コラムで書こうかな。
円山てのる
2008/10/28 23:19
正直言って今の首相は金持ち的嫌らしさがぷんぷん漂っていて生理的に駄目なのですが、同じように考える人間は多いのではないかと思います。国民を貧窮な生活にたたき落としておいて、自分はリッチな生活をしている。そういう人物に反感を抱くのは人間として当然の感情ではないでしょうか。
報道の仕方はいろいろと問題はあるのでしょう。麻生に同情する人間も出てくるというのでは、間違った報道の仕方をしているのだろうと推察します。
ただ、表舞台に立てばいろいろと言われるものだ、と一概には言えないのではないかと思うのです。
間違った批判がなされたからといっても、私はまったく同情できないのです。彼ら資本家によって惨めな状況に追いやられた人々のことを思うと、少々見当違いの非難をされたからといって何だというのだ!・・と思います。
もちろん批判の仕方は絶対にあらためなければならないのですが。批判されている麻生のためではなく、批判する側のモラルを守るために。是非。
アッキー
2008/10/30 12:32
アッキーさん僕も、好き嫌いで言ったら、麻生さんのみならず、国会議員など有力政治家で好きになれる人って、見当たりません。お金持ちに対する独特な感情も、よく分かります。ただ、貧乏で慎ましい生活を送る政治家がいたとして、だから立派な政治家なのかとなると、そうとも言えない場合もあるでしょう。どんな仕事を為したかで判断する、冷静な視点も大事なのだろうと思います。麻生さんのホテル・バー通いについては、イメージ戦の一環のように感じます。セレブ臭さがプンプンして、鼻につく政治家でも、功績があれば加点評価、失策があれば減点評価、そしてトータルで善し悪しを見る。これが歴史的判断だと思います。日々のニュースは、まさしく最新の現代史です。麻生さんの評価は、まだ何とも言えません。期待はしていないのですが
円山てのる
2008/10/30 19:38

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