じっぱひとからげ【十把一絡げ】 ケータイに限ったことではないが、インターネットサイトのごく一部が、事件予告、共犯募集、自殺勧誘、違法薬物販売、性的勧誘、イジメ行為、などなどの良からぬ仲介役を果たしている実態があることから、これらを規制しようとの動きが、行政府/立法府で継続している。 ケータイ会社など、正直言ってどこでも良いのですが、長らく使ってきた「旧J-PHONE(旧Vodafone)」をそのまま継承し、僕はいま「SoftBankケータイ」を使っています。あいにく、J-PHONE時代ほどの愛着を感じておりません。J-PHONE時代には、諸々思い出があるからです。 何度も書いてきたことですが、J-PHONEは”またの名”をGay-Phoneと言葉遊びをされた時期もありました。ゲイのあいだで利用者が多かったのは、事実のようです。その理由の一つに、「ニチョウメではドコモよりJ-PHONEのほうが繋がりやすかった」ことが挙げられたのも確かですが、僕が実際に呑み友だちのケータイを用いてテストしたところ、数軒の電波の入りにくいゲイ酒場で、明らかに他社ケータイよりJ-PHONEの受信のほうが優っていたことがありました。 ゲイのあいだでJ-PHONE利用者が多かった最大の理由は、「スカイメール・サーヴィス」の登場にあったのだろうと想われます。半角128文字/全角64文字までのショートメール機能に過ぎませんが、スカイメールが始まったのは1997年11月のこと。ドコモのi-modeが華々しくスタートする一年数ヶ月も前でした。スカイメールはケータイメールの便利さを、人々に初めて体験させました。それは、現代文明のあり方を大きく変えた「歴史のその時」だったのでした。 ケータイ「電話」なのですから、連絡を取りたい相手と「通話するのが筋」ですが、スカイメールならヴォイスメール(留守録)と同じことで、相手は暇なときにチェックしてくれたら良いのですし、周囲を気にしてしまって会話(音声)ではとても伝えられない(内容の)話題でも、臆せずに交わすことができます。この後者(太字部分)がゲイに受けたのでしょう。 文字/文章のみの遣り取りとは申せ、ゲイ友だちやゲイ恋人同士が日常生活の中、居ながらにして隠れず、何の警戒をもすることなく、ゲイゲイしい内容であろうと、あたかも電話で会話するかのように即時的コミュニケーションが図れることの美味しさを、僕らはスカイメールによって、悦びのうちに覚えたのです。(←かなり大袈裟な表現ですな) スカイメールは、2G(PDC)方式のサーヴィスです。もはや3G方式主流の趨勢となっており、やがて2010年3月を以てPDC周波数帯の使用期限が切れるSoftBankケータイは、当然そのときスカイメール・サーヴィスを終了することになりましょう。 J-PHONEにゲイ・ユーザーが多かった流れから、SoftBankケータイがゲイ・フレンドリーだと言えるのかどうか、そこのところは分かりませんが、SoftBankケータイについてはドコモ・KDDI・ウィルコムなどとは異なり、フィルタリング基準が緩やかです。カテゴリーの一覧にわざわざ「同性愛系サイト」と挙げ連ね、これが一律に有害だと、アクセスの遮断措置を講じるような野暮な真似は、していないようです。 〔引用開始〕 上記、SoftBankケータイのフィルタリング・カテゴリーでは、ネットスター社が公開している「URLリストのカテゴリ一覧」から「ライフスタイル/54. 同性愛」など多くのカテゴリーが除外されています。 〔参考〕ネットスター株式会社 http://www.netstar-inc.com/product/category.html こうした姿勢を、今後とも、ぜひSoftBankケータイには貫いて欲しゅうございます。 同性愛系サイトと言っても、例えばこの「円山てのるブログ」のように、エロ指向とはまるで程遠く、とっても硬派な同性愛系サイトもございます。……と、それは半分冗談ですが、とりわけ思春期/悩み多き年頃の同性愛者少年少女たちにとって、「同性愛」「ゲイ」「レズビアン」と好意的意想から記された文言に出会うだけでも、下手をすると自殺まで考えてしまいかねない彼/彼女たちの苦悩に満ちた心を、実りある方向へと救い導く結果に繋がる可能性があります。 同性に惹かれ、恋をして、同性を想いつつ欲情やまない自分の性的指向がいったい何ものなのか、その得体の知れなさ/居心地の悪さは、世の中に同性愛という概念があり、同性愛者という自分と同じ種類の人間として生まれ付いた人たちが、実は大勢いるのだと知ったとき、安心感と嬉しさと、自我実存の歓び・誇りとに変容するはずです。 小・中学校時代の僕は、 「ああ。僕はこのままでもイイんだ!」 ゲイ雑誌との出会いで救われたのでした……。 現代は、ことによるとケータイ/PCを介して辿り着いた同性愛サイトが、僕があのとき出会ったゲイ雑誌と同様、同性愛少年少女たちが自我を確立する切っ掛けを作ってくれているのかも知れませんもの。 〔関連記事(円山てのる)〕 同性愛関連サイトは有害か有益か?(オーマイニュース) http://www.ohmynews.co.jp/news/20080622/26635 クリックプリーズ |
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