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help リーダーに追加 RSS 【スケッチノート】 競泳は、やっぱり競パンで願いたく

<<   作成日時 : 2008/05/08 17:03   >>

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 古代ギリシャと言えば、紀元前8世紀から紀元前5世紀ごろが、その全盛時代だったのでしょうか。いまから、ざっと2500〜3000年も大むかしのことですから、そこへ現代の価値観を当て嵌めるのは無意味だと言ってしまえば、もうそれだけの話で終わってしまうのですが。

 古代ギリシャに続く言葉を連想するとき、「……の少年愛」と来るのが僕の場合であります。
 ”Greek love(ギリシャの愛)”という英語は”pederasty(男性同性愛)”の同義語で、pederastyはギリシャ語のpaiderastiaがルーツ。これを構成する語源はpais(少年)+eran(愛する)で、まさしく少年愛ということになりますが、やがて、一般に男性同性愛的行動全般をさすようになったのです。

 現代日本でも、ジムに通って肉体を鍛えるゲイは大勢おいでになりますが、ともすると、ジムがゲイの溜まり場と化すことも(あるのかなあ?)―――。もちろん、ジムで鍛える男性のすべてがゲイだなどと、決してそのようなこと申しているのではありません。

 古代ギリシャでも、やはりジム(ギリシャ語:gymnasium)で、成人男性そして少年たちが肉体を鍛えていたようですが、gymnasiumにはgymnos(裸体で)という意味が含まれているのです。きっと彼らは、全裸でトレーニングに明け暮れていた、―――となると、当然ながら、そこではもっぱら”Greek love”が営まれたはずです。それを、現代のハッテン場になぞらえるつもりは全然ありませんが、ことによると、案外、似たようなことになっていたのかも知れません。

 古代ギリシャの男性にとって、ほかの男性から愛欲交合を誘う声がかからないことは、恥ずかしいことだった―――のだそうですから、時代が違うと、本当に人間の考えることは変わるものです。

 ちなみに、古代ギリシャのオリンピック競技会には、男性だけが参加できました。そして、男性アスリートたちは、すべて全裸で競技に臨んだのです。

〔参考〕古代ギリシャの同性愛
http://history.husigi.com/VHv2/koneta50.htm

 全裸でトレーニングをしたり、全裸でスポーツ大会に参加したのには、あくまで裸体一躯のみに構えを徹し、決して補助器具を使わず、また何らのインチキもしていないことを正々堂々と証す意味があったこと、鍛えられた肉体に神聖さが宿ると考えられていたこと、そしてスポーツそのものにも、神へ捧げるとの目的から、清らかさが求められていたこと、などが挙げられます。男性の肉体は、卑猥でも醜悪でもなく、神聖にして清らかなものだった(鍛えることによって、神聖にして清らかなものとしなくてはならなかった)ということなのでしょう。

 さて、最近がっかりしたことの一つとして、オリンピックなどの大きな水泳競技会から”ある愉しみ”が奪われつつあること―――を指摘しなくてはなりません。すこぶる残念な事態なのであります。

 すなわち、ああ、競パンが消えてゆく……。

〔引用〕
 日本水泳連盟は7日、東京都内で常務理事会を開き、商品供与契約を結んでいるミズノ、デサント、アシックスの3社に対し、5月30日までに製品を改良するよう申し入れることを決めた。既に製品の改良に着手した社もあるという。改良の見込みがたたない場合は「いろいろな選択肢がある」(日本水連の佐野和夫副会長兼専務理事)と、3社との契約にこだわらない考えを示唆、今年に入って世界新記録を連発しているスピード社(英国)製の水着使用に含みを持たせた。
 4月下旬の五輪代表合宿では、一部の選手がスピード社の水着を着用。3社の製品と比べ、スタートやターン直後の15メートルで0.5秒から0.7秒も差が出たことで、五輪代表の大半が3社の製品改良を望んでいた。
〔引用おわり〕

画像

〔引用元〕
東京新聞・5月8日朝刊18面/『スピード社採用に含み』


 疾うに、男子競泳選手たちが着用する水着姿が、かつての、あの<いまにも脱げ外れてしまいそうな小さい競パン一枚>から、まるで<タンクトップにタイツが繋がったような、肉体のほとんどを覆い尽くしてしまう全身型水着>に替わってしまいました。かつての競パンをはいてレースに臨んでいる男子競泳選手は、一本のレースで一人いるかいないかというさみしさ。
 それもこれも、全身型水着姿のほうが、競パン一枚姿より水の抵抗が少ないことが原因。―――言い換えると、水の抵抗を少なくするために全身型水着を着用するよう、男子競泳選手たちの指向が変わってしまったからです。
 そのため、男子競泳選手たちの、あの逞しくも美しい、ほぼ全裸の肢体を、僕らは拝めなくなってしまいました。これは痛い。

画像

 男子競泳選手たちの競パン姿は、大きく三つの観点から、極めてセクシーなのです。
 まず、水泳が全身運動であること、水中を速く滑らかに進んで行かなくてはならないこと、そうした事々から必然、彼らは厳しい鍛錬を経て、抜群に整ったプロポーションを獲得しています。バランスのとれた、しなやかな筋肉体。無駄な脂肪など、あり得ません。男性肉体の究極に到達した、絶対的な美しさ。
 競パン姿は、ほぼ全裸―――。腿の付け根から120%露わになった、ドキッとさせられる彼らの脚線には、もちろん靴下も靴も一切、何の邪魔物もくっついていません。繰り返し水流に洗われてきたせいか、概して体毛も少なく、ツルンとした生脚の肌。淫猥、扇情的なその流麗さ。
 そして、小さな競パンが一層きわだたせる、その内側に包み隠した男根の存在感。モッコリとした、絶妙なるふくらみ。

 ああ、たまらない……。

 しかし、男子競泳選手たちの完璧な肉体は、全身型水着の圧倒的な台頭によって、無惨にも、そして不粋にも覆われ尽し、あのそそらせる淫らな美観は、もったいなくも、すっかり破壊されてしまったのです。

 そもそも、競泳競技は不公平です。欧米出身の背の高い選手たちのほうが、アジア出身の比較的背の低い選手たちより、微妙ながら有利であることは確かでしょう。なにせ水泳は、基本的に身体を横に倒して前進するのですから、身体が長いほど、タイムが縮まるはず―――。
 極論ですが、仮に身長が40メートルあったら、スタート直後に泳がずしてゴールに手が届く理屈になります。
 本来ならば、競泳競技を”身長別対抗”にするべきでしょう。

 そこへ持ってきて、着用する水着の素材の違いで、コンマ何秒ものタイムの差が出てしまうなど、まったく以て本質的ではありません。水着の素材など、水泳能力とは、まるで関係のない要素です。

 国際水泳連盟は、競泳競技における全身型水着の着用を、全面的に禁止するべき―――と思われますが、如何なものでしょうか。
 男子競泳選手は、全員、以前のように競パンだけを着用すべし!

 もっと言うと、古代オリンピックの精神を想起し、この際、男子の競泳競技を、ことごとく全裸で行うことと決めてはどうかとさえ、僕は主張したいのであります。
 おっと……、さすがに、それは無理でしょうか……。

 ともかく、素材あるいはデザインの違いによって、タイムに差がつく全身型水着など廃止して、生身の肉体だけで、正々堂々と泳ぐようにするのがフェアというものでしょう。
 イギリス・スピード社の全身型水着が優れたタイムを出すものだから、日本水連が商品供与契約をしている国内3社に、スピード社と同様の製品改良を促すとか、それが果たせないなら契約を見直すと圧してみたりとか、どこか/何かがおかしいですぞ!

 全裸だ、全裸だ!
 男は、みな、脱いでしまえ!

 冗談ですよ。


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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
残念だ・・ああ、残念だ・・。
いっそ全裸、という発想は私も文章を読んでる途中で考えてました。何かの本で読んだ記憶があるのですが、海パンをはいてるときよりも全裸の方が水の抵抗は少ないそうです。タンクトップ水着は見た感じ、確かに抵抗は少なそうですが、やはり全裸の方が速いのではないかと考えます。いろいろ倫理的な問題はあると思いますが、勝利のためにあえて全裸、というのも、ある意味かっこいいのではないかと考えます。水着を着たい人は着ればいいですが、全裸で出場する選択肢を用意すべきだと思うのです。私の相方も全裸には大賛成です。
・・結構、本気ですよ。実現は難しいと思うけど・・・。
アッキー
2008/05/09 00:54
>アッキーさん

 >>>やはり全裸の方が速いのではないか>>>

 どうなんでしょうねえ? 僕の素人かんがえですが、やっぱ、あの全身タイツみたいのを着ることで、水との摩擦が減るという優れた効果があるのと違いますかねえ(^^;? つまり、超撥水素材ってやつでしょうか。100分の1秒を争うメダルレースのようですから、とにかく、何が何でもゴール板に一瞬でも速く触れれば、もうそれだけで良いのでしょう。過酷な闘いとは想いますが、どこか本質を外れているような気が……。もう、この際、裸体美を見せ付けることに徹してさぁ〜、記録もメダルも、どうでもいいじゃないですかぁ〜……とは、軽々しく言えないよな〜。
円山
2008/05/09 11:45

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