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help リーダーに追加 RSS ▽行進に疲れたら休もうよ <東京プライドパレード>

<<   作成日時 : 2008/05/26 13:43   >>

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 今年の東京は、夏のプライドパレードがありません。
 残念なことは確かですが、
「パレードやるって言っても、いろいろ大変なのよ。今年は、ちょっとお休みにしましょってことでしょ!」―――ぐらいに、気安く考えているほうが健康的です。

 年ごとに日本のLGBT(レズビアン・ゲイ・バイセクシュアル・トランスジェンダー)シーンも一定の盛り上がりを示し、昨年の東京プライドパレードでは、何と! 厚生労働省と東京都からの後援がつきました。これは凄い実績です。
 行政サイドからのお墨付きが得られたぐらいですから、もう大丈夫、今年もきっと盛大に開催されるのだろうと想っていたら、一転の急遽中止―――。

 僕は、5月25日に行われた、パレード延期説明会(東京プライド理事会主催)に出席し、中止=延期を決定した経緯を伺ってきました。
 東京のLGBTパレードを開催するということには、表面的な華やかさの反面、内実、想像を絶するご苦労があることが、あらためて解りました。

 一言で申すなら、東京プライド理事会と、2008年・第7回実行委員会とのあいだに対立状態が生まれてしまったため、運営が立ちゆかなくなったことに、中止=延期の原因があったのです。組織的問題、コミュニケーションの問題、などなどなど、説明は細部に亘り、出席者からもたくさんの意見や要望が示された会合になりましたが、批判も不満も多々あろうとは言え、僕はただただ、
「理事会/実行委員会に携われた何方(どなた)をも責め立てることなどできない。すべては善意から、これで良かれと出発していることだったはずなのだから」
 と、当面は、すっかり枯渇してしまったエネルギー(やる気パワーとセンスのバランス、そして人材力)を、ひたすら蓄えることが必要だと、強く実感しました。

 パレードの参加者が3000人、沿道応援を含めてトータル約4000人と聞くと、正直、諸外国のLGBTパレードと比較して、これは極めて少ないと感じます〔※1〕。しかし、日本の現実を考えると、4000人のパレードイヴェントでさえ、LGBTが手弁当(ヴォランティア)で、主体的に開催することは、ほとんど極限状態に近い難しさを伴うのです。参加実数では少なく思えても、東京のLGBTパレードは実質的に巨大化してしまっているのです。その、言わば”化け物”を、パレードイヴェントのプロフェッショナルではない志願者たちが、100%、善意と意気込みだけで操縦しようと言うのですから、独り百万の巨象の群れに挑むが如しで、人間はもとより組織そのものが、疲れ果ててしまうのでしょう。連続運営が行き詰まるときが、どうしても訪れるのです。

 疲れたら、休めば良いのです。
 この一言に尽きます。
 そして、休んで体力が回復したら、また動き出せば宜しいでしょう。

 逆立ちしたって、日本では日本の現状の中で、ことを為すしかありません。それにしても、日本のLGBTは良くやっているではありませんか。焦ってはいけません。当面できることに絞って、精一杯やったらどうでしょう。疲れたら、その都度やすみつつ。

 今年の東京にLGBTパレードがなくても、そのほかに、いくつもLGBT/同性愛者のイヴェントが予定されています。それぞれスタッフの人たちは、皆さん、一所懸命にご準備されているに違いありません。

 そうした皆さん方の取り組みにも、応援の眼差しを向けようではありませんか。

〔※1〕共同通信によると、25日、サンパウロで開催されたLGBTパレードには、同性愛者を含め300万人以上が参加し、行進したようですから、東京のパレードの約1000倍という、とうてい計り知れない規模。それなのに、参加したブラジルの観光大臣が、
「ブラジルでは同性愛が嫌悪されている。こうした状況を変えよう」と訴えたとは、いったい如何なることなのでしょう。
 ブラジルと日本との違いがどこにあるのか、その本質を考えなくてはなりません。
〔参考〕
http://www.47news.jp/CN/200805/CN2008052601000185.html


   ▼▼▼

 さて、いよいよ、Rainbow Arts Pre-Exhibition 2008が始まります。
 本展である「Rainbow Arts 2008」の”プレ・イヴェント”です。

やっぱりアートは楽しんだ者勝ち!
Rainbow Artsは今年もたくさんの仲間が集いました。
本展示に先駆けて行うプレアート展。
2008年度のテーマは『BLUE』と『RED』。
二会場で繰り広げられる、アーティストたちの”色”への思いを
心ゆくまで存分にお楽しみください!

(フライアーより)

画像

※これと『RED』のフライヤーを合体させると、一幅の絵になるのだそうです。

○プレ展『BLUE』
画像

画像

※クリックすると拡大します。

 期間 : 6月1日(日)〜6月30日(月)
 会場 : CoCoLo cafe (新宿二丁目)
     ☆飲食店内での展示です
     http://www.akiplan.com/cocolo-cafe/


 ○次々回プレ展『RED』
画像

  期間 : 7月21日(月・祝)〜7月27日(日)
  会場 : community center akta
      http://www.rainbowring.org/akta/


画像

※クリックすると拡大します。

 Rainbow Artsは、LGBT(レズビアン・ゲイ・バイセクシュアル・トランスジェンダー)をはじめとするセクシュアル・マイノリティーのアートグループ。
 http://gcom.dyndns.org/~rainbowarts/

 とは言え、「Rainbow Arts 2008」の出展者には、性自認/セクシュアリティ・年齢・在住地域などを問いません。

「Rainbow Arts 2008」本展の概要と参加者募集
 http://gcom.dyndns.org/~rainbowarts/about/about-frmset.html

○「Rainbow Arts 2008」本展
 期間 : 8月17日(日)〜8月23日(土)
 会場 : 全労済ホール スペース・ゼロ
     http://www.spacezero.co.jp/index.html

   ▼▼▼

 そうそう。第17回東京国際レズビアン&ゲイ映画祭の開催も決定しているようです。

〔引用開始〕
 今年の当映画祭の開催が決定致しました。今年はついに当映画祭初となる「新宿」でも開催します!会場は、シネコンの「新宿バルト9」。また例年通り「スパイラルホール」でも開催致します。上映作品も、今年もかなり充実する見込みです。また、監督や主演俳優など、海外ゲストも招聘予定です。詳細は6月初旬より順次公開致します。もうしばらくお待ちください。
〔引用終わり〕
〔引用元〕東京国際レズビアン&ゲイ映画祭サイト
http://www.tokyo-lgff.org/2007/news/index.html#20080519


 期間 : 7月11日(金)〜7月13日(日)
 会場 : 新宿バルト9

 期間 : 7月17日(木)〜7月21日(月・祝)
 会場 : 表参道スパイラルホール

 今回は、どんな作品の数々が公開されるのでしょう。楽しみです。奮発して一日チケットでも買っちゃって、かぶりつきで鑑賞しようかしら。

   ▼▼▼

 それから、第7回東京プライドパレード公式イヴェントとして設定されていたコンサート、
「プレリュード/- Prelude -」
 ―――も、忘れてはなりません。

画像

 コンサートのほうは、予定通り開催されるのです。

 日時 : 7月27日(日)
     14:30開場/15:00開演
 会場 : 四谷区民ホール
 入場料 : ¥1000―

 「プレリュード/- Prelude -」の詳細は、後日あらためて記事にしようと思います。

   ▼▼▼

 恒例の「東京レインボー祭り」(@新宿2丁目仲通り/主催:新宿2丁目振興会)も、間違いなく開催されることと想います。たぶん、8月の超・暑い最中の夏祭り。今年はパレードがない分、強度の盛り上がりが予想されますが、勢い余ってニチョウメの街を爆裂させてしまわないよう、いまから祈っている次第です。
 こちらも、詳細が判ったら、あらためて触れたいと考えております。

   ▼▼▼

 アマちゃんかも知れませんが、僕は何より楽しむことが一番だと考えています。
 LGBTパレードに何を求めるにせよ、つまり―――、

○LGBTのための法律や制度を求める政治的アピールが欠かせないと言う人たちも
○差別意識や偏見を拭い去るべく、意識改革を社会へ訴えたいと言う人たちも
○LGBTの祭典として、単にエンジョイしたいと言う人たちも
 そして―――、
○その<器=うつわ>としてのパレードという時空間を作り出すため、さまざまな問題を解決しながら開催当日へ向けて/開催当日の運営実務をこなしたいと言う人たちも

 ―――誰もが、この取り組みを楽しむことが大切だと思うのです。
 言い換えるなら、もしも、それが楽しめなくなってしまったとき、無理に引きずって続けることはありません。無理が生じるのなら、休むことが必要です。休めば、きっと再びパワーが蘇るときがやってきますって。

 決して、後ろ向きの考え方ではないと思います。
 むしろ、あらためて機が熟するのを待つことこそ、前向きな考え方なのだと、僕は思いを新たにしとうございます。


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コメント(4件)

内 容 ニックネーム/日時
そうですか…。今年の夏はパレードがないんですね。
確かに寂しいですが、様々な事情があってのやむをえない決定ですものね。円山さんの仰るとおり、これは“充電せよ”という神様の思し召しかも(笑)。
東京に住まいしていれば、私も微力ながらお手伝いできるのになあと、いつも思うんですよね(^^ゞ。

>第17回東京国際レズビアン&ゲイ映画祭の開催も決定しているようです。

学生時代、一度ボランティアで参加したことがあります。現在の運営組織がどうなっているのかわかりませんが、脈々と伝統を刻みつつある関係者の方々には深く感謝したいですね。ホント、今年のラインアップが気になって仕方ありませんですわ。
豆酢
2008/05/28 12:07
>豆酢さん

 東京国際レズビアン&ゲイ映画祭で、ヴォランティアをされたことがあるのですね! それは、嬉しいです。僕は貧乏なので、毎回1〜2本しか観られないのですが、今年はどうしようかな。もっとたくさん観ようかな。継続的なイヴェントになっていることと、協賛や後援がしっかりしていて、頼もしく感じます。運営サイドの努力の賜物なのでしょうね。
円山
2008/05/29 10:08
>「すべては善意から、これで良かれと出発していることだったはずなのだから」
・・・まさしく「地獄への道は善意で敷き詰められている」のだなあと、つくづく感じました。善意の方が余計たちが悪い。理事会と委員会の方々はどこか本質を見失っているのでは・・と思います。
ただ、積極的に関わっていない私がこれ以上批判するのもどうかと思うので・・。とりあえず、今はゆっくり休んで落ち着け、と。それぐらいしか言えないですね。
アッキー
2008/05/29 17:55
>アッキーさん
 >>>今はゆっくり休んで落ち着け>>>……まさに、そうだと思います。意見を言いたい人たちは、いろいろなことを言いたい/言うのです。とりわけ、民主的ルールに基づく手続き論になると、それは鬼の首を取ったかのように。確かに、民主的ルールは大事ですし、鉄則だとも思うけれど、果たして日本のLGBTシーンが抱える実情/実態が、その民主的ルールを存分に活かすことのできる状態にあるのだろうか、「そんな余裕あるのかな?」と、正直なところ思うわけです。やる気とセンス(才能)のバランスも大切ですが、やる気と客観的状況認識のバランスもまた、大切なことです。
円山
2008/05/31 07:38

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