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help リーダーに追加 RSS 【A Gay's Mumble】 第7回・東京プライドパレード開催延期

<<   作成日時 : 2008/05/02 06:37   >>

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 今年8月に予定されていた、第7回・東京プライドパレードが、突然、開催延期となった模様です。

 ちょっと……いや、かなり残念―――。
 なんだか、さみしいよなあ―――。
 せっかくの威勢が、そがれてしまった感じ―――?

 くわしい経緯は判りません。でも、何かがあったのでしょう。
 受ける印象は、率直に申して、
「う〜ん。うまく纏まらなかったのかな?」といったところ。
 大きなイヴェントを開催するには、相当するエネルギーと集中力を要するに違いありませんが、もしもの話、運営サイドが纏まらなかったということならば、これは致し方ありません。
 大きなイヴェントを持続するのは、本当に大変なことなのですね。
 したがって、仮に、運営サイドが何らかの理由で纏まらなかったのだとしても、そのことを以て、彼らを責めることなど、僕にはできません。
 ご苦労さまです。いろいろと、お有りなのでしょうねと、心から労い申し上げたく存じます。

 延期による、新しい開催予定日は2009年5月23日(土)とのこと。
 つまり、これから約一年を費やし、あらためて態勢を整え、企画を練り直すわけですね。

〔参考〕第7回東京プライドパレード開催延期についてのお詫びとお知らせ
http://www.tokyo-pride.org/20080501.html

 神戸で、HIV/エイズなどの予防啓発やHIV陽性者支援―――の活動をされている繁内幸治さんから、最近、次のようなメッセージを頂戴しました。

〔引用(抜粋/下線は円山)〕
 神戸での性的少数者の活動は、市民社会への参画を通じての可視化を大事にしています。年1回パレードを実施して終わりではなく、日常的に多様な市民活動に参加し、市民とともに活動する中で、共感を広げていく道を選択しました。

 神戸でのプライドマーチも、市民祭に参加というスタイルですが、これも社会参画という意味なんです。

 神戸での方向性は、地方での方向性としては、色々なところで受け入れられやすいのではないかと思っています。「神戸でできることは地方でもできる」を意識した他の大都市にない方向性を探っています。エイズの活動も独自性があります。

 今年5月3日=ゴミの日の学生活動(円山註/神戸の中心、三宮の繁華街で『豪快なゴミ拾い』を敢行する)は、神戸新聞他も取材してくれますが、これは、エイズで培ったメディアとの関係を他の活動に利用するということです。つまり学生達とメディアの橋渡しができました。そういう意味でも、市民活動との連携は、性的少数者の存在を大きくアピールできるのでしょう。

 神戸の発信する、「人として」の方向性を少しずつでも広げていきたいと思っています。私たちは、性的少数者としてだけ生きているのではなく、市民として生きています。リブでは、ゲイの中のサイレント・マジョリティの心が離れていきます。

 彼らをも巻き込みやすい活動の方向性を、神戸では模索しています。

 性的少数者の存在が認知され始めた時代だからこそ、さらに市民に受け入れやすい活動の方向性を、市民活動との連携の中でも示したいと考えています。

〔引用おわり〕
〔引用元〕
繁内さんから頂いたメール

〔参考〕神戸プライドマーチ2008
http://pksp.jp/idaho-kobe/?&m=80&o=10

 例えば、LGBT(レズビアン・ゲイ・バイセクシュアル・トランスジェンダー)の人権確立だけを標榜し、いたずらにデモンストレーションを繰り返したところで、市民一般とかけ離れた領域で闇雲に叫んでいるだけなら、それは単に一過性のひと騒ぎ―――その反復/常動行為といった意味しか持てないかも知れません。
「いったい何を騒いでいやがるんだ? ホモやオカマどもめが!」と、そのような市民一般の意想を掻き立てたところで、よけいに反発や偏見を助長することはあっても、LGBTへの共感/理解、ましてや共生というところまで、気持ちを近付けることは、あり得ません。

 神戸で試みられている方式。つまり、

 ―――市民社会への参画を通じての可視化
 ―――日常的に多様な市民活動に参加し、市民とともに活動する中で、共感を広げていく
 ―――性的少数者の存在が認知され始めた時代だからこそ、さらに市民に受け入れやすい活動の方向性を、市民活動との連携の中で

 こうしたLGBT運動の基本姿勢には、見倣うべきやり方、取り入れてゆくべき発想が、大いに含まれているのではないでしょうか。
 <日本らしいLGBT運動のあり方>の一つとして、とても示唆に富むものがあります。

 神戸・三宮の『ゴミ拾い』活動と聞いて、ふと連想したのですが、それは新宿二丁目のゴミの山……。

画像

 以前から、気には、なっていたのです。このあいだ平日夕刻のニチョウメを歩いていて、メインストリート/仲通りのあちこちに、集積場のゴミの山が点在することに、
「すごいな、このゴミの量って」と、あらためて思いを抱きました。
 もちろん、ニチョウメもダウンタウン・スポットの一つですから、週末明けなどとくに、それ相当のゴミが出てしまうのは、やむを得ないことでしょう。それに、いずれにせよ集積場を設けなくてはならないのですから、要は、それをどこにするかという問題です。町内会や二丁目振興会の方々が、いろいろ考えられた上でのこととは想います。

 ただ、少しでも、ああしたゴミを減らすことはできないものなのかとの気持ちが頭をもたげます。

 それと、これから暖かい季節になるにつれ、ニチョウメの夜を外で/通りで過ごす人たちが増えてゆくと想われますが、道ばたに、タバコの吸い殻やビールの空き缶など、心ないポイ捨てやら置き去りやら、かなり目に付くように感じることがあります。

 もし、新宿二丁目を<我らがゲイタウン>として大切にしようというマインドがあるのなら、せめて、みんなで綺麗な街作りを心掛けたいものだなあと、そのようなことを、神戸の取り組みから連想したわけです。

 青天の霹靂とも言える、今年の夏の<東京プライドパレード開催延期>ですが、運営サイドに何があったのか、にわかには判断できないものの、ある意味、日本のLGBTパレードで最も規模の大きなものへ成長をしてきた実績や、全国のLGBT運動への影響力を考えたとき、可能な限り、予定されていた日程での開催だけは守るべく、しがみついて欲しかったなと、ちょっと……いや、かなり悔やまれます。
 僕は、これまでパレードに参加するだけの”おんぶに抱っこ”でしたから、運営サイドを責めるつもりなど、毛頭ありませんが。

 とにかく、来年5月の開催に向け、東京プライドパレードは仕切り直しをすることになったようですから、これからの約一年、神戸など、他の地方の取り組みかたなどを大いに参考にしながら、より良い企画を練って欲しいと、心から願います。

 東京プライド理事会の皆さん、今後も、きっとご苦労をお掛けしますが、どうか、めげずに頑張って下さい。


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コメント(5件)

内 容 ニックネーム/日時
ご紹介頂きありがとうございました。

神戸は、「市民とともに」をいつも考えています。神戸一の繁華街でのゴミ拾いも学生たちと一緒に汗をかくことで、心をつなごうというものです。

LGBTの当事者も『We love Kobe』であって、市民としてこの街に住んでいるという思いを社会貢献の中でも示し、多くの市民とともに行動する中で、自ずから可視化が進めばいいと考えています。

地方におけるLGBTの可視化には、まだまだ難しい問題が多々あります。コミュニティが小さいですし、保守的な社会の中で、たとえ資金の手配ができたにせよ単独でパレードを開催することも難しいですから、市民社会に入っていく神戸方式の可視化は、他の町でも少し頑張ればできるのだと思っています。

市民まつりに参加するという一味違う神戸LGBTIQプライドマーチは、「市民としてまつりを祝う」という、LGBTも市民社会の一員であるという、まさに『普通の人』としての可視化をめざしています。
しげうちこうじ
URL
2008/05/02 08:15
>繁内さん
 示唆に富むメッセージを、ありがとうございました。一度、神戸に行ってみたいですね。むかし、一度だけ行ったことはあるのですが、皆さんの取り組みのことは、遙か東京から眺めているだけで、実際を知らないため具体的な姿までは判りませんものね。しかし、お話を伺っているだけでも、発想の重要性は理解できるつもりです。
 僕も、神戸の発想に学びつつ、これからの思索、執筆等に反映させて参りたいと存じます。
 いずれ、お会いして、お話ができたら嬉しいです。
 ご案内のサイトを、リンクさせて頂きますね。
円山
2008/05/02 10:42
 僕も決定メールを受け取って知ったので、すごいショックを受けています。しかし、本当に東京のパレードは心身ともに激務であることを知っている身としては、なんとも…。
 パレードは一見すると、LGBTとそうではない人とが分離しているように見えますが、実態はそうではありません。スタッフの中にも、LGBTではない人がたくさんいますし、当然、参加者の中にも沿道で応援する人もそうです。最近は、沿道の店の人でも楽しみにしてくれている人がいるようです。そうやって、LGBTではない人とそうではない人とが交流を深めています。
 まぁ、だからこそ、今回の「延期」には落胆してしまうのだけれど。
 僕も二丁目の街のゴミはちょっと気になっています。
砂川秀樹
2008/05/02 13:41
パレードつながりで忘れてはならないパレードが京都にあります。プラネット(HIVとともに生きる会)が主催するエイズのキャンドルパレードです。今年で16回目を迎えます。夕暮れ迫るただでさえ渋滞する京都のメインストリート河原町通、四条通を京都府警のご協力のもと、交通規制して実施されるパレードです。薬害エイズの大阪原告団二代目団長の石田吉明さんにつながるプラネットさんが主催するパレードですが、実に心優しいパレードです。なぜ心優しいかと言えば、事前に数百件もある沿道の店舗に一軒一軒ご挨拶に伺い、自前で作った大きなレッドリボン(エイズの理解と支援のシンボル)を配布し、当日店頭に掲げて頂けるんです。そして、パレードの通過をかきいれどきにもかかわらず店頭に出で拍手してくださるまさに街に根付いたパレードなんです。この企画運営にもゲイをはじめとする性的少数者の仲間が関わっています。私も去年に引き続き開会式で、ゲイとして、来賓のスピーチさせて頂きますが、16年もの歳月を経て京都の街に生きるこのパレードに参加させて頂くと本当に心癒されます。
京都と神戸は、市民活動の中での、LGBTの可視化をめざしています。
しげうちこうじ
URL
2008/05/02 18:59
>砂川秀樹さん
 いつだったか、このブログでパレードについて記事にしたとき、ヘテロの読者さんから、いつもパレードを楽しみにして下さっているとのメッセージを寄せて頂いたことがあります。わざわざ、LGBTのパレードを見るために、渋谷まで足を運んで下さっているとのことでした。僕は、LGBTパレードとは、むしろLGBTではない人たちのためにこそ、催されるのでは……と考えることがあります。僕らだけの祭り/愉しみ/発散に終始することなく、僕らがこうして存在している事実を、LGBTではない人たちが実感するためにこそ。
 行うか行わないか。ゼロか1。このあいだには、想像を超えた相違があるし、ましてや1が1として継続してきたことが、突然、途切れることによって生じる喪失感には計り知れないものがあります。喪失感が絶望へ繋がらないようにするためにも、建設的観点から明らかにすべきことを明示して、無用な憶測や落胆を拡げないよう、どうにか持ちこたえて欲しいと、僕はその一心でおります。
円山
2008/05/03 11:49

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