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「ねえねえ! 知ってる? イランって、ホモは見つかると死刑なんだって! それじゃ、”おネエMANS”に出てるタレントとかって、みんな死刑よね。それに、KABAちゃんとかもっ!」 ・ ―――この程度の認識しか持たない人たちを、僕は責めるべきなのだろうか? ・ ―――そうではないのかも知れない。 ・ とりあえず、そこまでの情報を把握して貰えただけでも、おそらく、めっけものだと思わなければならないのだ。 無知を責めても仕方がない。 責めるより、学んでいただくよう努力することのほうが重要だと思う。 ・ 〔参考〕”おネエMANS” http://www.ntv.co.jp/one-mans/profile/index.html ・ 四年前、語学留学のため、イランからイギリスへ渡ったゲイのメディ・カゼミさん(19)は、その二年後、イランに残したパートナーが<同性愛であることを理由に>警察当局によって逮捕……そして、処刑されたことを知ったという。 ここに、こう書けば、たったの一文で終わってしまう。 処刑とあるからには、殺されたのだ。 絞首刑に処せられた―――と、報道にはある。 カゼミさんの気持ちを想うと、その心臓が張り裂けんばかりの悲しみは、果たして如何ばかりであったろうか? 本当は、いくら想像しても尽くせないはずである。 愛する者を殺される苦悩を、僕は味わったことがない。 もちろん、味わいたくもないが、同じゲイの一人として、僕は、彼の悲しみを分かち合いたい。 殺されたパートナーは、処刑の前に、カゼミさんの存在を警察に話してしまったのだそうだ。厳しい拷問でも加えられたのだろう。包み隠さず話せば処刑しないと、騙された恐れもある。 父親から、そのことを知らされたカゼミさんは、次に自分の身を案じることとなった。イギリス政府に、難民申請を行った。 家族のいる祖国に戻れば、きっと殺されるだろうとの経験など、僕は、したことがない。 外国で生活をすれば、誰にとっても、家族や友だち、そして親戚や同僚、自分が生まれた国の人々、言葉、文化、食べ物、空気の匂い、全てが懐かしい。いつか必ず帰りたい場所が故郷である。 その祖国―――故郷が、自分を優しくは迎え入れてくれない。戻れば、きっと殺される。殺されたくはない。 祖国―――故郷を棄てるしかない。 祖国―――故郷を棄てるとは、家族も友だちも、そして親戚も同僚も、自分が生まれた国の人間、言葉、文化、食べ物、空気の匂い、全てを棄てることである。 自分が生きるために。生きたいがために。 その思いは当然だ。 いったい、カゼミさんは、どんな思いで難民申請を出したのだろうか? イギリス政府への難民申請は、簡単には認められなかった。カゼミさんは、さらにオランダへと逃れた。 オランダへの亡命申請は、残念ながら、ついに認められなかったようである。 彼は、イギリスへ送還されることになりそうだ。 しかし、ここへ来てイギリス政府は、カゼミさんをイランへと強制送還する措置を急がない決定をしたようである。 さし当たっての朗報だ。 〔参考〕 同性愛者のイラン人男性、強制送還を一時回避、英当局が猶予 http://www.afpbb.com/article/life-culture/life/2364156/2733837 当たり前の判断である。 本来なら、カゼミさんを<同性愛難民>に認定するべきなのだから。 イギリス政府そして警察当局には、カゼミさんの身柄を保護し、安全を確保した上で、イギリスもしくは第三国で、彼が平穏な生活を送れるよう、万全の措置を講じて欲しい。 難民として受け入れるのか、亡命を認めるのか、安全な第三国へ移すのか、―――いずれにせよ、イスラム原理主義独裁体制下にある現在のイランへ、カゼミさんを帰すことはできない。やってはならないことだ。 そこは、国家による憎悪犯罪が容認された、ゲイ(同性愛者)にとっての地獄であろう。 同じ地球上に、それほど野蛮な社会環境があって良いとは到底おもえない。 イスラム教やイラン人が悪いのではないと思う。 やはり、原理主義と、それに支配されている政治体制が悪いのだ。 ※イランで、同性愛者ゆえに絞首刑に処せられる十代の少年たち (と伝えられている画像) Shepard has been doing the best she can under the circumstances for almost a decade now. この事件の犯人たちにとって、シェパード君の虐殺は、一種の処刑だったのかも知れない。 憎悪に根ざした侮辱、暴力、そして殺人。 イランの体制が、同性愛者を処刑してきた残忍な振る舞いは、ゲイを嫌う二人組の男たちがシェパード君を虐殺したことと、本質的に同じである。 事件後、アメリカ連邦議会では、憎悪犯罪防止法案が議題にのぼり、上院で可決をみたものの、下院では否決。 いまだに、成案となっていないのだという。 ※故・マシュー・シェパード Not as quickly as Shepard would like, however. 日本では、まったく事情が異なるではないかとの、異論が起こっても不思議ではない。 日本で、誰が同性愛者を狙った人殺しをするものか。そうお考えの方は大勢いらっしゃると想う。 だが、アメリカで起きてきたことは、いずれ、この日本でも起きる恐れがある。 すでに、ゲイだから襲ってしまえ―――という事件は、日本でも実際に起きている。今後、場合によっては、ゲイだから殺してしまえ―――と血迷う人間が、きっとこの日本にも現れるだろう。 憎悪は、おのれの衝動を、ことごとく正当化するものだ。 将来、日本でもゲイに対する憎悪犯罪が顕著になる危険性を念頭に、真っ先に為されなくてはならないことがあるように思う。 とくに若い世代に、<アメリカでは、マシュー・シェパード事件や、先日のゲイ中学生射殺事件のように、ゲイがゲイゆえに憎まれ、そして殺されているという事実がある>と、しっかりと教えておくべきだ。 そして、日本でも新木場殺人事件が起きているのだと。 ゲイゆえに襲われ、そして殺されたケースが現実にあるのだと。 さらに、地球上にはイランのような体制があって、全体主義を以て同性愛者を弾圧していることもまた、若い世代をはじめ、一人でも多くの日本人たちに知って貰わなければならない。 〔参考〕 「ねえねえ! 知ってる? イランって、ホモは見つかると死刑なんだって! それじゃ、”おネエMANS”に出てるタレントとかって、みんな死刑よね。それに、KABAちゃんとかもっ!」 お気楽とも言える反応の軽さ。 まるで、他人事である。 僕らの日本、いまの姿なのだ。 これを他人事として、いつまでもお気楽に笑って済ませられるような日本であり続けることが、果たして、僕のようなゲイにとって幸せなことなのだろうかと、複雑な気持ちになる。 なるほど、殺されるよりは、増しだろう。 しかし……。 イランでは、”おネエMANS”に出演しているようなタレントが、みんな死刑になる。KABAちゃんだって殺される。 アメリカでも、 「あいつは、ゲイだったから、犯った……」と、ゲイであることは、れっきとした殺人の動機になる。 この現実が、いったい何を意味しているのか―――が、このまま将来に亘って、日本では一般に、ほとんど理解されないまま、ときが過ぎて行くのだろうか? ゲイ(同性愛者/LGBT)への嫌悪は、日本でも、やがて憎悪に変化するかも知れない。 憎悪は、いとも容易く、ゲイ(同性愛者/LGBT)を殺そうとするかも知れない。 「あり得ないよ。そんなこと。日本じゃ……」と、それらの『……かも知れない』が、いつまでも杞憂であり続けるものだろうか? そして、仮にそうだとして、それが本当に良いことなら、構わないのだが。 クリックプリーズ
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| タイトル (本文) | ブログ名/日時 |
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| 内 容 | ニックネーム/日時 |
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殺されていく少年たちが、悲しくて見てられません・・・。 |
アッキー 2008/03/15 11:21 |
この写真他のサイトでも見ました。絶対許せないです。 |
mcglow 2008/03/15 11:51 |
とても容認できない、悲しい現実です・・・。 |
1st 2008/03/15 12:44 |
奇しくもぼくのアボルファズル・ジャリリ監督によるイラン映画『ハーフェズ ペルシャの詩』の感想文と前後してのエントリーですね。 |
玉野真路 URL 2008/03/15 17:13 |
続きです。 |
玉野真路 2008/03/15 17:14 |
>アッキーさん |
円山 2008/03/16 08:17 |
>mcglowさん |
円山 2008/03/16 08:18 |
>1stさん |
円山 2008/03/16 08:20 |
>玉野さん |
円山 2008/03/16 08:22 |
イランのように法的に同性愛を死刑として |
みすてぃー 2008/03/16 21:28 |
>みすてぃーさん |
円山 2008/03/17 00:06 |
キリスト教とか、イスラム教の |
同姓同名 2008/04/02 18:32 |
>同姓同名さん |
円山 2008/04/03 07:45 |
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