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help リーダーに追加 RSS 【A Gay's Mumble】 政治家専のゲイなど居るもんか!――という戯れ言

<<   作成日時 : 2007/09/17 09:10   >>

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 むかしむかし、大平正芳という首相が任期半ばで急死されたことがあって、そのときから、日本でもアメリカの大統領制に倣って、国のトップが突然欠けたときや辞任したとき、すぐにバトンタッチできる役職を常駐させるべきとの議論があった。小渕恵三首相が脳梗塞に倒れ、数日後に亡くなったときにも、まだ斯様な法整備がなられておらず、例の密室での森喜朗首相誕生劇となって批判を浴びた。

 このたびの、安倍晋三首相の唐突な辞意表明は、言うまでもなく前代未聞だ。辞めて欲しいと思ってはいたが、まさかこのタイミングでの辞任は”意味が分からない”というやつだった。国会が開会され、首相の所信表明演説が衆参両院で為されておいて、それに対する代表質問が行われる30分前に辞意の情報が流れた。本会議が流会し、その代わり、あの辞意表明の緊急会見が行われた。

 ことの異常さから、僕は安倍首相の精神的疾患に違いないと想った。肉体的問題であるのなら、前段で書いたような順番のおかしさが説明できないからだ。代表質問にも耐えられないほど肉体の状態が悪化していたのなら、辞意表明会見だってできなかった筈である。ただ、ここで原因を論じても仕方ないので、とりあえず起ったことを踏まえて次を語る。

 やはり、首相の職務を即時に代行できる副首相のような役職を常駐させるべきである。
 とくに、現況のように二院制の片方、つまり参議院のほうで与野党の勢力が逆転している状態で、直近の民意を反映していない衆議院の議決を優先して首相が選び直されるのは、おかしい。安倍首相は、衆参ともに現与党勢力が多数だった昨年九月の段階で誕生したに過ぎず、その後、与野党勢力が逆転した参院選を経て、斯様にねじれた状態であるのに、次の首相が(自民党総裁である)安倍氏の後継として選出される運びになるのは、どうも納得がいかない。それなら、去年の時点で首相代行まで併せて決めておいて欲しかったものだと、いまになって感じる。
 あるいは、この時点で衆議院は自動的に解散され、緊急に総選挙を執行しなくてはならない決まりにしておかなくては、本当は、おかしい。

 アメリカの大統領は、副大統領とワン・セットで選出されるのは、ご承知の通りである。そして、大統領が急死したり、辞任したり、あるいは病気で職務が遂行できないときなど、副大統領が、大統領の分身のようになって、”即座に”大統領職そのものを受け継ぐか、あるいは職務を代行することになっている。

 安倍氏のような退陣の仕方が現実の問題として発生した以上、首相を代行するための職務―――副首相をきちんと法制化するべきであると僕は思う。安倍氏は生きておられるが、不謹慎なことを敢えて申せば、今回の事態は、安倍氏が急死されたのと、全く同じような状況になってしまっているからだ。

 ところで、この異常事態を受け、国会は開店直後に営業停止状態になっているが、これもまた、どうしようもない話である。税金が無駄に使われている。繰り返しになるが、副首相を置いておけば、こういうことにもならなかった筈だ。

 安倍氏が正式に辞任したあと、さっそく首班(首相)指名を行って、新首相を選び直さなくてはならないのだが、政党政治を慣例としているがため、衆議院で第一党である自民党の新総裁が選び直されるのを待って、首班指名を行う段取りになってしまう。これも、おかしな話なのだ。”自民党の総裁選びを待ちなさい”などと書かれた法律など、どこにもない。さっさと安倍内閣が総辞職して、すぐに衆議院総選挙を行うか、あるいは直ちに国会で次の首班指名選挙をやれば良いことなのだ。首班指名には、立候補も立ち会い演説会もない。本会議を開き、首班を指名するから相応しい人の氏名を書いて投票しなさいと議長が指示するだけだ。その結果、もっとも得票の多い国会議員が首班=首相となると、だたそれだけの手順である。仮に、ある議員が自分こそ首班指名されるべきだと思えば、結果がたった一票になろうとも、自分の氏名を書けばそれでも構わないのだ。

 現在、国会がストップしているのは、”自民党という徒党”を組んだ議員連中が、首班指名選挙に臨んだら誰の氏名を書くのが良いか、さあどうしようと、擦った揉んだしているからだ。本来であれば、奴らの勝手な事情など放っておいて、さっさと次の首班を決めてしまえば済むことなのである。政党政治とは、斯くも本筋を外れ、機能不全を抱えた制度だと言える。

画像

 自民党の総裁選挙が、いま勝手に行われている。あれは、何ら法律に基づいた選挙ではない。”自民党という政治家の徒党”とその支持党員たちが、彼らの都合でやっていることに過ぎない。
 福田康夫氏と、麻生太郎氏が立候補し、これから全国を廻り”自民党の党員に向かって”、自分が党の総裁にどれだけ相応しいかを訴えようということだ。おおかたの国民には、全く関係のない話なのである。

画像

 であるにも関わらず、ある新聞社などは緊急の世論調査をやって、福田氏と麻生氏、どちらが自民党総裁になったら良いだろうなどと広く国民一般の意見を調べたりしている(サンプルは、全国の有権者から無作為抽出)。これもまた、おかしな話だ。国民が自民党総裁を選ぶわけではないからだ。”もし、わたしに選ぶ権利があるのなら”―――と、仮定の話をしているに過ぎない。

 福田康夫・元官房長官と麻生太郎幹事長の、どちらが総裁にふさわしいかでは、福田氏を挙げた人が58%にのぼり、麻生氏の22%を大きく上回った。自民支持層で見ると、福田氏61%、麻生氏27%だった。
 ………………
 男女別では、男性は福田氏53%、麻生氏27%、女性は福田氏62%、麻生氏18%で、女性の福田氏支持が目立った。年代別、地域別でもすべて福田氏の方が多かったが、麻生氏の地元「九州」では、福田氏50%、麻生氏28%と他と比べて差は小さかった。

 (引用元 読売新聞:YOMIURI ONLINE:2007年9月16日)

 自民党の党員が、いわゆる地方票に反映させるべく、どのような決定を下すのかが注目されているが、麻生氏については、あいにく小泉旋風のときのような勢いを感じない。おそらく、国会議員票で圧倒的有利と伝えられている福田氏が、次の総裁に当選するだろうと想われる。そして、福田ジュニア首相の誕生か。実現すれば、日本初の親子首相になるらしいし、奇しくも、福田氏の年齢が、彼の父、故・福田赳夫氏が首相になった71歳と同じだそうだ。だからどうしたと、僕にはどうでも良い話である。

 さて、上で引用した読売の記事だが、あの記事のポイントは、”女性の福田氏支持が目立った”というところにあったようだ。

 くだらない話で恐縮だが、ゲイなら、福田氏と麻生氏、どちらに好感を持つだろうと連想してしまった。

 大半のゲイも、ゲイとして両氏を眺めたとき、どっちでも同じとか、どっちもイヤだとか、そういった反応が大勢だろうと想いつつ、ゲイの中にも年輩の男性を好む人たちや、ご自分も年輩であらせられる方たちがおられることを、ちょっとだけ考えてしまった。彼ら”年輩専”には失礼だが、正直、僕にとっては、これまたどうでも良い話であった。ならば、考えることもなかったのだが。

 読売の調査では、女性が、かなりの高率で福田氏に好感をもったようだが、姿かたちを問うてみれば、どちらも似たようなものだと、僕は感じる。

 では、何が勝負の決め手なのだろう。
 顔の表情? 喋り方? ユーモアのセンス? 声の質? …………??

 たぶん、政策が決め手だと仰る方は、ほとんどおられないのではないだろうか。

 やれやれ。
 日本国の行く末が、ますます心配になってしまった。

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コメント(14件)

内 容 ニックネーム/日時
森総理誕生の際、青木幹事長のわけのわからぬ感情的一喝で黙ってしまったマスコミですが、今回も目くらましに遭っているようですね。
これではまるで株式会社の役員を、株主抜きで決めるようなもの。福田か麻生か、なんてことは本質的にはどうでもいいことであって、なぜ国家経営がこんな前近代的システムでドライヴされているのか、という部分を、マスコミにはきちんと検証してほしいものです。
darimana
2007/09/18 07:10
>darimanaさん
 忘れちゃったな。(^^;
 青木氏の一喝って、どんな発言でしたっけ?
 マス・メディアって、ホントに低俗。福田、麻生のどっちがどっち比べみたいな話題のほうが数字が取れるんでしょうね。だから、大事な本質論を熱心に説くことをしないし、仕方ない……であきらめてしまっているような情けなさを感じます。
 日本の議院内閣制は、仰るとおり、時代に沿わないものとなってしまっています。併せて、マス・メディアには選挙システムの新発想や政治とインターネットとの結び付きについても肯定的に論じ、新しい時代に相応しい政治の仕組みを提起して欲しいところです。
円山
2007/09/18 10:23
>青木氏の一喝って、どんな発言でしたっけ?
失礼、当時青木氏は官房長官でしたね。
正確ではないけど、記者会見で「なぜ森さんに決まったのか。根拠は何だ?」というような質問に対して、「小渕さんからは後の事は頼む、と一任されていた。我々の信頼関係を疑うのか!」みたいな客観的根拠に欠ける、答えになっていない青木氏の答えでしたね。
しかしその語気の荒さに押されたせいか、その後ツッコミが入るどころか、記者の誰もが怒られた中学生のようにおし黙ってしまった。その様子は、実に情けなくも日本的問題を浮き彫りにしていて印象的でした。
その頃コーラかなにかのCMで「飲みたいから飲むだけ」というのがあったんだけど、結局日本の国政はそのレベルなんだなあ、と思いました。

darimana
2007/09/18 18:32
>darimanaさん
 青木さんの発言要旨を伺っていて、古いタイプの政治家には、独特の””凄み””があったなあと、ふと思い出しました。新しいタイプの政治家との違いはそれだなあと。年齢の問題じゃないのです。青木氏や引退した野中広務氏などに共通していたのは””凄み””でした。安倍さんなどから、そうした凄みを全く感じることがありません。麻生さん、福田ジュニア、凄みがありません。谷垣、額賀、など総裁選出馬が取り沙汰された人たちにも、ありません。なぜかブン屋さんで政治家相手に突っ込みをやらされるのが若手政治部記者の役回りなのだそうですが、きっと僕らよりも若い記者さんたちは、古いタイプの政治家が放つ””凄み””にやられてしまうと、一発でシュンと萎縮してしまうのでしょうね。そう言えば、福田氏のお父さん、故・福田赳夫氏は首相時代、きわどい問題が発生しているとき、待ち構えた記者たちを交わして車に乗り込むまでのあいだ、ずっと「ほー、ほー、ほー、ほー、ほー、ほー、……」しか言い続けなかったことがあります。それで済んでしまった政治家の凄みが少々懐かしくもある不思議。
円山
2007/09/19 16:19
こんばんは。初めておじゃまします。
今日こちらのブログを見つけて、たくさん記事を読ませて頂きました。
有難うございます。
私は、安部さん辞任表明の日から政治に関心を持ち始めた不勉強者です。私は女性で、総裁選の時福田さん支持でした。「なんで総裁選で街頭演説するかな」とぼんやりテレビを見てた時、福田さんが「拉致問題を自分の手で」と言いました。それからテレビをマメに見ました。ある生放送で、麻生さんが金正日氏を「キム・ジョンピル」と何度も言ったのを見て「北朝鮮のトップの名前を間違えるなんて信じられない。この人に任せられない」と思いました。安部さんみたいな人はもうイヤだったし、福田さんなら、しのごの言わずにすべき仕事を静かにこなしてくれそうだと思いました。福田さんは準備不足だからと具体的な政策の話をあまりしませんでした。したとしても、私みたいな不勉強者には理解するのは難しいですが。(笑)
アイスゆず
2007/11/03 22:46
>アイスゆずさん
 福田首相の力量は、まだどんなものか、さっぱり判りません。はっきりしたことは、金曜日の小沢民主党代表との会談で、自民・民主大連立を蹴られたこと。政治的状況を打開する、切り札の一つを失いました。もうあとは、衆院総選挙に打って出るしかありません。ただ、国民の福田支持は意外に強いのかも知れません。民主党は、総選挙をやれば必ず勝つつもりでいるようですが、果たしてどんなものでしょうか。日本政治。未知数が多すぎて、どうなるのか全く読めない状況です。国民は、年金問題、歳出削減問題(消費税問題)、格差問題、などへの取り組みを求めることでしょう。問題山積。大事なことは、構造改革を継続することだと思いますが、福田首相は、もしかすると構造改革にブレーキをかけるやも知れず。どう日本を転ばせる政治家なのか、まだまだ見極めがつきません。
円山
2007/11/03 23:42
こんばんは。
お返事ありがとうございます。^^
 私は、官僚は許せないし構造改革は進めるべきだと思いますが、格差問題が一番怖いです。格差が進むと、犯罪が増えるんじゃないかと心配です。私は、何より私と家族の安全が大事です。改革のスピードが緩むとしても、格差が広がらないようにして欲しいです。
 それから薬害肝炎問題で、福田さんが厚労相への指示で「希望と安心を掲げた内閣なので、国民の目線で、人の命を大事にするという原点をしっかり踏まえ対応してもらいたい」と言ったことを評価したいです。ウソでも、言ってくれたことが嬉しいです。
 それから外交で、一筋縄でいかない国を相手にするのは、福田さんが上手いんじゃないかと思います。
アイスゆず
2007/11/05 00:26
 安部さんは、信念や理想や政策について色々話しました。でも政策からは、安部さんが土壇場で逃げ出すような人だとは判断できなかった。人柄は、勘で判断するしかないと思います。私のささやかな勘では、福田さんは信用できるんじゃないかと思います。
 それから、民主党が勝っても小沢さんが首相になるどうか疑わしい気がします。(と、ここまで書いた時、小沢さんの辞意表明のニュースを聞きました。)小沢さん以外に、首相になれる人がいるのかなあ、と思います。この国会の様子をずっと見て、「民主党に任せたい」と思えることが、あまりありませんでした。
 では、もし今解散したら福田さんの自民党に投票するか、と言うと…まだ決められないです。次の選挙はどうしようかなあ…と思います。
アイスゆず
2007/11/05 00:30
>アイスゆずさん
 福田首相の真価はさっぱり判りませんが、父親の首相振りをよく見てきたでしょうから、首相慣れしていることは、あり得るのかな?
 いずれにせよ、自民党の政策は支持できません。僕は、どの政党も支持しませんが。
 さしあたり、小沢さんの後、誰が民主党代表になるか、注視したいところです。
 政局は、ますます読めなくなりました。
円山
2007/11/05 13:45
こんばんは。^^
 私も、今はどの党も支持できません。きっと、そう思っている人が多いと思います。
 ところで、私がこの記事にコメントさせて頂いたのは、この記事の内容が「ほとんどの女性は、政策に関心がない」という意味じゃないかな、と勝手に思い込み、「少しでも政策に関心を持っているところを見せたいな」と思ったからです。すみません。^^
 私は、安部さんの辞任表明の後から、主に政治をテーマにブログを書いています。内容は幼稚で、お恥ずかしいですが、のぞいて頂けたら幸いです。
http://39774186.at.webry.info/
アイスゆず
2007/11/06 00:35
>アイスゆずさん
 衆愚的、ポピュリズム的に政治(政策、政党、政治家)が評価されてしまいかねない傾向を、女性だけに特化して書いたつもりは全くなかったのですが、誤解を与えるような書き方だったようです。(福田VS麻生のときは、事態が急だったこともあって、双方の政策のどこがどう違うのか、決して如実なものではありませんでした。結局は人物的イメージが先行していた感があり、当時、あのような書き方になっていたのだろうと想います。)
 ご気分を損ねられたようですが、本当に申し訳けありませんでした。
 深くお詫び申し上げます。
円山
2007/11/06 07:53
こんばんは。 m(_ _)m
私の方こそ、本当に申し訳ありません。
やっぱり、私の激しい思い込みでした。
すみません。 m(_ _)m

 安部さん辞任の時、あるテレビ番組で、「安部氏はルックスで女性に人気があった。政治がこうなったのは、女性のミーハーのせいだ。」
と男性の出演者達が、女性の出演者を叱るのを見ました。そもそも安部さんは、男性です。それに、政治家のほとんどは、男性です。女性が、「政治がこうなったのは男性のせいだ」とは、冗談でも言わないのに、女性のせいにするのは、なぜだろうと思いました。めったに腹が立たないんですが、その時すごく怒ったので、つい、その時のことを思い出してしまいました。
すみません。 m(_ _)m
誤解との説明を頂いて嬉しいです。
アイスゆず
2007/11/06 21:05
 お返事を読むうち、「これは私の思い込みだ」と思うようになったんですが、理由を書かないでいる事がフェアでないような気がして、上のコメントを書きました。

 私は、安部さんの辞任表明からブログを始めた初心者です。今さらですが、よそ様のブログで、こんなに勝手に書いたのが恥ずかしくなってきました。これからは、お邪魔しないで記事を読ませて頂きます。
 ありがとうございました。
アイスゆず
2007/11/06 21:07
このたびは、本当に有難うございます。
m(_ _)m
このように喜んでいます。
★゚:*ヽ(*゜▽゜*)ノ*:゚★
アイスゆず
2007/11/16 20:48

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