低能流[ゲイ]文章計画

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help リーダーに追加 RSS 【A Gay's Mumble】 強迫性障害はお友達

<<   作成日時 : 2007/05/11 03:35   >>

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 大地震が来なくて良かった。
 太陽が牡牛座(4/20〜5/20)の20番目にあるとき、大地は激しくふるえる――というノストラダムス予言があると聞いたのは、いまからどのぐらい前だったことか。
 1999年を表わしたとされたあの有名な予言詩は、どうやら人類の滅亡を示していなかった。外れたのだろうか。それとも我々は、何かの拍子でべつの運命軸を歩む世界に生きているのだろうか。いずれにせよ、いまさら何に怯えることもない筈なのだが。

 太陽が牡牛座の20番目にあるとき 大地は激しくふるえる
 満員の大きな劇場は崩壊し 大気と天地は暗く濁る
 そのとき異教の神や聖人は船出するだろう

 『太陽』が日本を指しているのだとすれば、牡牛座の20番目、つまり5月10日に日本のどこかで大地が激しくふるえるのではないかと心配していたのだ。実を言うと、毎年この日はとても恐い。幸い、今年は大丈夫だった。
 こんなことを心配するのは、僕ぐらいなものだろう。莫迦な奴だと僕自身も僕を嗤う。

 大地震の件は置いても、日頃からあり得ないことまで心配し尽くすのは、僕が神経症を患っているからだろう。
 ためしに、おととい初めて心療内科を訪れ、医者に意見を求めた。

「あなたがおっしゃっている通りだとすれば、軽い強迫性障害だと言えますが……」

 家を出るとき、執拗に玄関の鍵が閉まったことを確認する。
 家を出る前、窓の鍵が掛かっているかどうかを何度も確かめる。ガスの元栓、電気器具の電源、タバコの火の始末、――用心に用心を重ね、必要以上のチェックを繰り返す。
 そのため、待ち合わせ時間に遅れることも少なくない。かつて職場への遅刻もあった。
 僕だって、本当はやりたくない。アホらしいと解っていても、それらをしないと家を出ることができない。これを確認行動と言う。
 うっかり怠って家を出たことに気付くと、心配になって仕事が手に付かなくなることがある。以前、一度だけだったが、仕事を放り出して職場からバイクにまたがり、わざわざ家に戻って戸締まりを確認しなおした。これは明らかに病的だった。

「……投薬で完治することはありません。どうしても治したいと望むのでしたら、一定期間、特別な療法に従って行動プログラムを受けるのが最善だと思います」

 冗談じゃない。入院など、御免だ。
 そもそも、子どものころからこうなのだ。四十年近くも。
 たかだか数ヶ月のあいだ――、

「心配ごとが頭を支配しても、本来すべきな優先的ことがらを先に済ませるよう、行動を制御する訓練です」

 ――いくら当たり前な話をくどくどと聞かされ、それに頷く毎日を過ごしたところで、改善されるとも思えない。
 どれだけ勉強したか知らないが、こんな医者などに、強迫観念に悩む当人の心情など解らないのだと覚った。

 てっきり、強迫観念を上手く処理できるよう、心に余裕を与えてくれる薬でも出してくれるのかと思ったのに。実際、症状を緩和する薬は存在する。その名前を告げたら、それには強迫性障害をコントロールする効能は無いと医者は断言した。嘘を吐いたか知識が乏しいか、そのどちらかだ。たしかに、薬で解決しようという姿勢が良いとは思わない。だが、気持ちの持ちようで押さえられる症状なら、これほど困って心療内科まで足を運ぶこともなかった。

「専門医をご紹介しましょうか?」
「は?」

 心療内科や精神科にも、細かく専門があるのだそうだ。
 どうやら、このクリニックでは何もして貰えないらしい。
 僕は、あなたのご専門は何かと医者に質した。職場環境による鬱症状を診るのが得意なのだそうだ。強迫性障害は、手に負えないとのこと。恐れ入ったものだ。

 無駄足だった。予約して二週間も待ったのに。
 もういい。薬に頼ることも一切しない。
 これから、どれだけ自力で強迫観念から脱することができるか、ひとつ挑戦してやろうじゃないかと思った。
 四十年も染み付いている。全く自信はないが。
 単に、医者の態度が不愉快だっただけなのだ。
 あるいは、どれだけ強迫性障害を楽しめるか、そういう挑戦も面白そうだ。強迫観念を僕の味方にしてしまえば良い。

 神経症だからゲイだとは言えない。
 しかし、ゲイが何らかの神経症を患っている率は低くないと、周りのゲイ友を見ると察しが付く。
 ”だから、ゲイであることそのものが病気だ”――という考えは、もちろん間違いだが。

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▽四川大地震って、ノストラダムスが予言していたのかしら?
 ジュセリーノ・ノーブレガ・ダ・ルースという名のブラジル人予知能力者(48歳)がいて、四川大地震を予言していたと、後になって話したそうだ。彼は、最近の著書の中で、2008年9月13日に中国でM9.1の大地震が発生し、死者が100万人にのぼると記したいっぽう、実は先般5月12日のほうも予言してあって、中国政府当局に手紙で伝えてあったと述べたらしい。その真偽は不明だ。 ...続きを見る
低能流[ゲイ]文章計画
2008/05/25 08:37

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コメント(7件)

内 容 ニックネーム/日時
診療内科にいるのは、内科医が多くて、精神科・神経科を知らない医師がいる事もあるらしいですよ。

神経症お友達化という挑戦は、凄い試みだと思います。
平成禿ン師(地)
2007/05/11 05:14
>平成禿ン師(地)さん

 ああ。なるほどそうでしたか。
 やれやれ、道理で、鬱病が専門で強迫神経症は解らないとか、薬のことを知らないとか、専門医を紹介すると言っても、特定の○○療法一つだけしか知らないのですよ、僕が訪れた医者は――。
 当たり外れがあるのでしょうから、じっくりと良い医者を探すべきなのでしょうね。
 教えて下さって、ありがとうございます。(^^)
 いつぞや、下半身に違和感があって泌尿器科を訪ねたとき、僕の腎結石を診断できなかったことがあります。解らないから大病院へ行けと言われましたが、そんなに難しい症例とも思えず、要するに駄目医者さんでした。実はそこは性病専門の医者だったと、あとになって判りました。(^^;
 今回の心療内科も、その手だと思いますが、良い勉強になりました。
円山
2007/05/11 21:58
私も強迫性障害ですが、安易に薬を出す病院が多い中、その病院は良心的だし患者の事を考えていると思い、そんな病院に出会えてうらやましいです。
薬は本当に飲まない方がいいです。
強迫性障害には行動療法が1番です!
これには専門の場所もあります。
あなたの行った病院は何も悪い事はないです。
薬を飲んだらあなたは薬漬けになり抜け出せずに治らないです。
せっかく入院してプログラムをと言ってもらえたのに本当にもったいないです。薬の恐ろしさは、薬漬けになってる人が多い中あまり伝わらないですよね…
みみ
2008/10/07 23:58
みみさんの場合と、僕の場合とでは、抱えている程度もパターンも、また生活のあり方も異なりましょう。ですので、一概には申せません。確かに投薬など、しないほうが良いのですが、投薬の全てが悪ということでもありません。難しいですね
円山てのる
2008/10/08 09:57
そうですね…私も入院しましたし服薬もしてました。先生には今まで見てきた中でこんなに酷い人は初めてだと言われました。
いくつか病院は行きましたが、何でもすぐに薬を出す・増やす病院には不信感を抱きました。飲むことにより副作用や飲まなくなることによる離脱症状、麻薬みたいなものです。
本当に患者の事を考えての処方してくれる先生はあまりいないかもしれないです。あなたも強迫性障害なら程度は関係なく行動療法が効くのはご存知でしょう?もしも飲むのならそれを手助けする程度のものだし、飲まなくなればまた再発します。一生離れられません。
みみ
2008/10/14 19:32
強迫性障害は投薬では完治しないし、行動療法は確実です。そのお医者の言ってる事は間違いではないですよ。
気を悪くされたらごめんなさい。
でもこの病気は本当に辛いから早く治りたいと思うはず…
だからどうしても伝えたくて…
私も長年苦しんでますし、一日中強迫行為に終われて疲れ果てました。
行動療法は最初は中々受け入れられないかもしれないけど、きちんと理解したら納得するはずです。
気のもちようで治すという意味ではないです。
みみ
2008/10/15 03:30
みみさん。アドヴァイスを、どうもありがとうございます。気を悪くなど、全くしていませんよ。感謝しています。投薬などしないで済むに、越したことはありません。僕の場合は、ごく軽症ですから、投薬に頼らない生活を心掛けるようにしますね。本当に、どうもありがとう
円山てのる
2008/10/15 08:17

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