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help リーダーに追加 RSS 【コラム】 石原執政12年で、本当に良いのですか?

<<   作成日時 : 2007/04/03 10:33   >>

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 石原慎太郎・東京都知事を巡る問題で、私物化と揶揄されるように、ご四男であられる石原延啓氏の都政への重用や、同氏への公費支出の一件は、どうなっているのだろう。それに、無駄遣いとも思える知事交際費の一件についても、説明不足だった云々の、当の石原氏の釈明のみを以て、問題はお終い――で良いのだろうか。
 そも、
「違法性があるなら指摘してもらいたい」などと、問題発覚当初は開き直っていた、あの御仁のふてぶてしい態度を、あっさりと許して良いのだろうか。
 選挙運動期間中であるいまだから、石原候補は謝っているだけではないか。このまま、またもやあの御仁を都知事にしてしまった日には、以前にも増して、老害君主なりの大威張りを開始することになるだろう。

 石原候補が選挙戦一歩リードなどと伝えられているというのに、東京都民の皆様よ、斯様な侮辱を受けても、腹立たしくは思われないのか。

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 僕は、あの人が初めて都知事選に立ったときだか、開口一番、
「石原裕次郎の兄です」と切り出した瞬間に、慎太郎氏の本質が全て露呈していたと感じている。”裕次郎”は昭和の元号とともに語られるような人気俳優だった。それだけだ。その兄・慎太郎氏を都知事の地位に置くこととは、何も関係がない。
 慎太郎氏のご四男・石原延啓(画家)という方を、
「余人をもって代え難い」と言いながら、親莫迦よろしく、トーキョウ・ワンダーサイトなる若手芸術家の支援事業に深く携わらせていた”感覚”というものが、疾うのむかしから見られていたように、”弟・裕次郎の七光り”によって自らの名声と地位を得てきた慎太郎氏から、――いや、敢えて言ってしまえば、石原ファミリー全体から漏れる腐臭を放散しながら、継承されているに過ぎないではないか。
 石原家が、どれほどの名家か知らないが、単なる家族が権力をほしいままにするのでは、どこかの国の首領さま・将軍さまと、大して変わらない。
 要するに、そうでなくとも一族郎党引き連れて出世街道まっしぐら――のような胡散臭さが満ちる石原ファミリーなのだから、なおさら、知事職に三選は良くないのである。ただでさえ、知事職の多選は権力の動脈硬化を引き起こし、清々しく流れていなくてはならない筈の政治の血流を、ドロドロに汚濁させる一方なのだから。それはもう、誰だって解りきっていることではないか。
 そのことだけを考えても、石原慎太郎をここで三度、都知事に任じてしまうようなことは、あってはならない。
 一般論として、どのような功績ある人物であろうとも、執政者の就任期間は最長二選までとし、三選を禁止することを、公職選挙法に明記するべきだと、僕は思う。

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 東京オリンピック再び――の是非について、僕はすでに反対を主張してきた。

「石原慎太郎落選キャンペーン」(06/09/05記事)
http://tapten.at.webry.info/200609/article_4.html

「日本橋エレジー」(06/08/30記事)
http://tapten.at.webry.info/200608/article_24.html

 石原慎太郎氏は、いまの時代には夢が無い、日本人にもう一度夢を、一緒にまた愉しい夢を見ようじゃないか、――と仰る。夢想すること自体は、なるほど素敵だし、口を痛いほど曲げてお世辞を言えば、日本人の誰もが当たり前に夢を育んでいた高度経済成長期の曙とともに文壇のプリンスとなった大文学者ならではの、有り難いご発想かも知れない。だが、世の中が得体の知れない夢を抱き、何事かに浮かれているあいだに、とんでもない事態が進行していたのでは如何としよう。
 北京オリンピックにしたところで、思想言論の自由さえない中国人民へ、中国共産党独裁政府が、社会主義市場経済という奇手奇策で手品のように実現した経済爆発成長の果実という幻影と一緒くたに、哀れなる現実的被抑圧状態の追認を強いるための、嘘夢を見せているだけのように、僕は感じる。まさしく、映画・マトリックスの世界だ。
 オリンピックを開催することで国威を発揚――、その勢いでさまざまなハコもの、道路を新設し、それを以て日本経済への刺激や大都市環境整備へ繋げるのだと石原氏は訴える。
 東京都民の皆様よ。かつて”都市博は税金の無駄遣い”と叫んだ青島幸夫氏を都知事に任じたときのマインドを、いったい何処へ棄ててしまわれたのか。
 だいたい、オリンピックを国威発揚の手段に用いようなどとは、古くはアドルフ・ヒトラーの発想ではないか。あのチョビ髭独裁者と同列の国家主義者――石原慎太郎の胴体に乗っかった化石頭ならではの、およそ、前々時代的な骨董品次元の思い付きに他ならない。
 どうせ、あの化石頭は、”東京オリンピックU”を、軍事大国・日本復活の華々しい記念式典か何かと重ね合せようとでも想っているのだろうが、そうは問屋が卸さない。

 あと数日残っている。
 石原候補有利という、ふざけた報道が流れているからには、かえってチャンスかも知れない。
 よくよく、考えてみたいではないか。

 そして、後悔しないためにも、有権者は挙って、投票にだけは行って欲しい。
 でき得れば、石原候補を落選させるための一票を、真剣な気持ちで投じて欲しいと、これは僕の個人的にして痛切なる思いである。

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男のダイエット日記!
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コメント(6件)

内 容 ニックネーム/日時
<「石原裕次郎の兄です」と切り出した瞬間に、慎太郎氏の本質が全て露呈していたと感じている。
まったく同感ですね。 そもそも本人いわく、誰それ(外国の有名人、大統領などの要人)とは、親しい友人だが。。。云々をのたまうスタイルこそ、傍若無人、傲慢不遜の最たるものです。
この人物が都知事であることを都民としては、忸怩たる思いです。
さっそく、昨日期日前投票をすませました。
もちろん石原以外で投票しました。
三鷹のやまじ風
2007/04/04 05:38
僕の場合、ホームタウンの東京を離れて海外で生活をしてしるわけですが、やはり東京は僕が生まれ育った街。どこにいようとも、東京の「行方」は気になります。

そして、石原氏。僕が彼に抱く印象としては、かなりいろいろなことに偏見をお持ちで、物事を公平に見て判断する力というものに劣っているように思えます。そんな中、彼に十分対抗できるだけの立候補者がいないのは痛いですね・・・。またしても、石原氏なのかな・・・。
matthew
2007/04/04 06:15
> 三鷹のやまじ風さん

 蓋を開けるまで判りませんが、本当に石原氏で良いのかと、僕は真剣に問いたいものです。世界一安心・安全な首都を目指すとの政策には、危険分子を排除するとの思想が窺え、その中には外国人やそして僕らゲイ(LGBT)を含む、石原氏の目からすれば”場違いな者ども”が入っているのは確実です。彼は、ことごとく差別主義者だと感じます。石原氏の公式サイトの名前は「宣戦布告」ですよ。こういうところに、彼の古い古い腐り尽くした言語感覚がこびり付いて見えますね。物を書かなくなったら作家だとは言えません。
円山
2007/04/04 13:21
> matthewさん

 東京のご出身なのですね。僕もそう。ご帰郷の際は、ご提案のように、二丁目辺りで軽く呑みますか(^^)――もう、昔のようには呑めないのですが。……と申しますか、本当はSFへ赴きたいなあ、懐かしく。……I left my heart in San Francisco.……素敵な街だと思いましたから(^^)
 仰る通りで、石原氏の対抗馬が冴えないのは確かです。いろいろ取り沙汰された人たちはあったのですが、いずれも冴えませんでした。困ったものです。東京のゲイは、ほぼ一致して反石原かと想いますし、一般的にも批判の声は大きいのに、どうしてまたもや石原で良いのか、ことによると、ここまで、日本人の右傾化が進んでいるのかと、僕にはさっぱり理解できません。とは言え、まだそうと決まったわけではないので、都民の良心に期待したいところです。
円山
2007/04/04 13:22
先日のフランス語に関する発言でも感じたのですが、石原氏の思想に通底するのは「オレが分からないものはキライ」ということじゃないでしょうか?だから自分にとって分かりやすい家族や取り巻きを重用するのでしょうし、その家父長的な「四の五の言わずついてこい!」という態度のみが、景気の悪い時代の庶民にアピールしているように見えます。
翻って対立候補はといえば、人柄のアピールに反比例して数字の質問には煮え切らない浅野氏や、発言内容はまともだけど、恐らくは「共産党になると、負け組になりそうでイヤ」という庶民の生理的反発を買っている吉田氏など、どうも決定打に欠けますね。
例えば以前大前研一氏が、これからの世界の枠組みをRegion Statesという極めて包括的な概念で説明していましたが、そのレベルの哲学を持つ人が皆無。選挙公報も表層的小異ばかりが目立ち、これでは営業トークを読まされているようです。とはいえあと数日、注意深く見守りたいと思います。
darimana
2007/04/04 18:23
>darimanaさん

 なるほど(^^;。「オレが分からないものはキライ」な石原氏。そうかも知れません。ちなみに、彼は「オカマとナマコは嫌い」だそうです。嫌いなものを好きになれとは申しませんが、口が悪いのも大概にして頂きたいものです。共産党推薦の吉田氏は、仰るようにまともなことを言う方だと思います。僕は、首長が共産党絡みでも全然構わないのですが、「共産党は負け組」かあ(^^; そういうものでもないと思うのですが、共産党にも、もう少し巧くやって欲しい。党名を変えるのも一策かと。自戒を込めて申しますと、多分に今回の都知事選は感情論が燻る他は、あまり壮絶な論戦になっていないようで、波立たず? オリンピック開催の是非は大きな争点とも思いますが、どーでもいい的に、都民の熱い関心要素にはなっていないような? しかし、反石原の声は、ネットを巡る限り、あちこちに見られるのですが。無党派の浮動票が雪崩をうつ、まさに決定打となる一撃が何か要ると、焦れったい心持ちです。浅野さん、もっともっと”やる気”を感じさせて下さいよ!
円山
2007/04/05 03:28

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